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レポート:種族ごとの病害発生率についての統計(2002年11月8日)

種族ごとの病害発生率を調べるため、植物を各種族それぞれ5個ずつ16日間に渡って観察し、その水吸収率と病害発生率を割り出してみました。用いた植物はすべてプレーンです。標本数が少ないですが、16日間も観察すれば結構いい値がでるのではないかと思いやってみました。なぜ16日間にしたかと言うと、種から育て初めた植物が種を8個収穫できるようになるまでが16日の期間だからです。たぶんそれ以上に渡って育てる意味はないと思いますので・・・。

結果は以下の表の通りでした。表記は「平均値±標準誤差」となっております。標準誤差というのは、その平均値の信憑性を表すと思ってください。標準誤差が少ないものほど信憑性が高いです。
植物名 水吸収率(%) 害虫発生率(%) 菌類発生率(%)
ナデシコの花 100±0.0 48.7±5.6 19.5±5.7
赤いポピー 100±0.0 39.2±4.1 21.8±1.2
マツユキソウ 100±0.0 51.3±5.4 17.5±5.4
パピルス 100±0.0 57.5±4.1 13.8±4.6
白い花 100±0.0 30.0±6.1 22.5±7.6
シロガネヨシ 100±0.0 50.0±2.0 23.8±4.1
イグサ 100±0.0 30.0±4.1 23.8±5.0
タロイモ 100±0.0 28.8±5.1 26.3±1.3
シダ 100±0.0 36.3±3.6 22.5±7.6
トックリヤシ 100±0.0 32.5±4.6 18.8±6.6
小さなヤシ 100±0.0 23.8±5.4 15.7±3.7
リュウゼツラン 100±0.0 27.4±5.3 23.7±2.7
水生植物 51.3±4.6 2.5±1.5 26.3±2.3
ヘビイモ 53.4±2.5 10.2±1.6 22.7±3.1
ウチワサボテン 52.5±3.2 12.5±3.4 30.0±5.0
サボテン単株 51.1±5.6 12.5±4.0 11.2±2.3
サボテン3株 47.5±10.0 10.0±3.2 18.8±4.0
       

ただし、これらの値は絶対に正しい値ではありません。なぜなら標本数が各5個しかないですし、何より本当の病害発生率がすべての植物で起こるとは考えにくいからです。よってこのデータはあくまで参考にしかなりません。

・・・が、

このデータを見て何となく正しい発生率が予想できます。

【水吸収率について】
水生植物〜サボテン3株までの水吸収率ですが、これはもう「50%」として差し支えなさそうです。

【害虫発生率について】
これは大きく3つのパターンに分かれるようです。まず前半のほうの植物に多い「50%」、真ん中辺りの植物に多い「30%」、そして後半の植物に多い「10%」です。赤いポピーと白い花の数値が50%に満たないのが少々苦しいですが、これはいろいろ誤差が含まれているせいだと考えることにして、次のように予想ができます。

植物 害虫発生率
ナデシコ〜シロガネヨシまでの6つ 50%
イグサ〜リュウゼツランまでの6つ 30%
水生植物〜サボテン3株までの5つ 10%

これらをよ〜く見てみると、どうも資源の採れる植物の種類と関係がありそうです。
・害虫発生率50%の植物の内3つの植物⇒橙の花びら
・害虫発生率30%の植物の内3つの植物⇒赤い葉
・害虫発生率10%の植物の内2つの植物⇒緑の刺
という関係になっています。

よって私は次のように植物のタイプを分けたいと思います。
植物 害虫発生率 植物タイプ
ナデシコ〜シロガネヨシまでの6つ 50% 花型
イグサ〜リュウゼツランまでの6つ 30% 葉型
水生植物〜サボテン3株までの5つ 10% 刺型

【菌類発生率について】
菌類については、害虫の時のようなパターン分けができないほど、どの植物もわりと近い発生率を持っていることが分かります。そしてその平均値から恐らくは「20%」であると予想できます。

以上を踏まえて、最終的な予想図です。
資源 植物名
水吸収率
害虫発生率
菌類発生率

  ナデシコの花
100%
50%
20%
赤いポピー
  マツユキソウ
パピルス
  白い花
シロガネヨシ

  イグサ
100%
30%
20%
タロイモ
  シダ
トックリヤシ
  小さなヤシ
リュウゼツラン

  水生植物
50%
10%
20%
ヘビイモ
  ウチワサボテン
サボテン単株
  サボテン3株

もちろん、これはあくまで予想であって正しいとは限りませんが、大体的を得てるのではないかと思われます。
 
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