ブリタニア植物図鑑
オークの木
Oak Tree
温帯に生息する植物−木−

●学名 Quercus robor(ヨーロッパナラ)&Quercus petraea(フユナラ)
●分類 ブナ科コナラ属
●花言葉 勇敢、厚遇、愛国心
●観察場所 温帯全域

株型一覧

◆A型
旧クライアント
新クライアント
緑葉型
紅葉型
落葉型
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◆B型
旧クライアント
新クライアント
緑葉型
紅葉型
落葉型
背景変更:
解説

oak treeは文学上では樫(カシ)と訳されたりしますが、植物学的には楢(ナラ)の木を指します。コナラ属に属する広葉樹の総称で、その種類は450種とも言われています。ブリタニアのオークの木はA型とB型ではまったく樹形が異なりますが、オークの中でも種類が異なるものなのでしょう。

ウルティマの生まれたイギリスに分布し、大木となる様子を考えると、B型のオークは「ヨーロッパナラ(English Oak, Pedunculate Oak)」という種類でしょう。その特徴は太く横に伸びる枝で、どっしりとした形に成長します。成木になるのに500年、成熟するのに500年、枯れるのに500年かかると言われるほどの寿命の長い木で、高さ40m、幹の太さ12m以上にもなる巨木です。ドルイドという原始宗教の僧侶が信仰していた聖なる木であり、森の王者とも言われます。

A型のオークは、ヨーロッパナラと同じくイギリスに広く分布する「フユナラ(Sessile Oak)」ではないかと思われます。ヨーロッパナラに比べて小ぶりで、枝は上向きに伸び、木全体のシルエットは細身になります。それでも高さ30mほどにもなる大木です。

ちなみに、ヨーロッパナラの別名であるPedunculate Oak(ピダンキュレイト・オーク)のPedunculateとは「柄のある」という意味で、葉の根元の長い茎状の部分(葉柄といいます)があることを示します。対して、フユナラの別名であるSessile Oak(セシル・オーク)のSessileとは「柄のない」という意味で、ヨーロッパナラと異なり葉柄がないことを示します。

オークの木は硬く加工しづらい木ですが、その美しい木目は高級家具材、造船材、建築材として使われます。その丈夫さからワイン樽の材料としても使われました。また、オークの木はタンニンを含み、これは動物の皮(Hide)をレザー(Lether)になめすのに必要です。ブリタニアではHideをLether製品にするのは裁縫スキルで一発ですが、きっとその過程でオークの木のタンニンが役立っていることでしょう。

オークの実はUOには存在しませんが、ドングリだったりします。我々に馴染み深いドングリも小楢(コナラ)と呼ばれるように、オークの一種なんですよ。

路上観察


ミノック西の林にて
◆森の王者オーク。でもブリタニアでは他の木々も大きいのであまり目立たないかもしれませんね(^^;

◆イルシェナー霊性ゲート北東にある有名な宿、ツインオークス(Twin Oaks Tavern)。その名の通り、看板の前には2本のオークの木が植えられています。
イルシェナーにて


ユーのワイン醸造所「The Olde Winery」にて
◆オークの木材はワイン樽として使われます。きっとこれらの樽もオークの木から作られているのでしょう。

◆ニュジェルムにある白亜の宮殿には結婚式場がありますが、その祭壇の上には神秘的なオークの木が2本植えられています。まるで凍っているかのような色合いが白亜の大理石とマッチしていますね。
ニュジェルムパレスにて

実物写真
まだありません
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UOEN ©ZED,EBI.