ブリタニア植物図鑑
プラムの木
Plum Blossoms (Plum Tree)
温帯に生息する植物−木−

●学名 Prunus domestica or Prunus salicina
●分類 バラ科サクラ属
●花言葉 甘い生活、忠実、困難、誤解
●観察場所 禅都

株型一覧

◆A型
◆B型
花A型
花B型
花C型
花D型
花E型
落葉型
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解説

「plum」についてですが、最初「梅」の木だと思っていました。が、厳密に言うとplumは「スモモ」を表す英名であり、梅はumeもしくはjapanese apricotと呼ぶほうが正しいようです。というわけで、ここでは「プラム」とし、スモモの解説をしていきます。ただ、徳ノ島が日本風であることを考えるとより一般的な梅である可能性も捨てがたいような気がします。

プラム(スモモ)はバラ科サクラ属の落葉小高木で、アンズに似た実をつけます。ヨーロッパスモモとニホンスモモに大別され、ヨーロッパスモモは主に乾果用(乾燥させて食べる)に、ニホンスモモは主に生果用(生で食べる)に栽培されます。国によっては乾果をプルーン、生果をプラムと呼ぶところもあるようです。
プラムの花は春先に開花し、その純白の花は桜に負けず劣らず非常に美しいです。咲く時期は梅より遅く、桜より少し早い頃。果実用に栽培される木ですので、本来は上に伸びる枝は剪定されて背の低い木になっていることが多く、ブリタニアのプラムような形の木はあまり見かけませんね。

一応梅も解説しておきます。梅は古くは「ムメ」と呼ばれ、これがそのまま学名になっています。観賞用のものを花梅、果樹用のものを実梅とよびます。梅の花には白いものや赤いものピンクのものまで様々あり、園芸品種がたくさん作出されています。花の時期は1〜2月で、桜や桃よりも早く春の訪れを告げてくれます。その後、6月ごろに実がなります。このことから6月の雨は「梅雨」となっているわけですね。梅の実は梅干や梅酒など馴染み深い食べ物となっています。

路上観察


禅都にて
◆禅都の街は一年中いろんな季節の植物が混在しており、プラムも一年中咲いています。

◆06'年の正月に登場した神社には白いプラムが咲いていました。本来のプラムの花としてはこちらのほうが正しいかもしれません。
06'正月神社にて

実物写真

大きなウメの木です。ブリタニアのプラムの木に似た感じだったので撮ってみました。

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