ブリタニア植物図鑑
クルミの木
Walnut Tree
温帯に生息する植物−木−

●学名 Juglans nigra(ブラックウォルナット)&Juglans regia(イングリッシュウォルナット)
●分類 クルミ科クルミ属
●花言葉 知性
●観察場所 温帯全域

株型一覧

◆A型
旧クライアント
新クライアント
緑葉型
紅葉型
落葉型
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◆B型
旧クライアント
新クライアント
緑葉型
紅葉型
落葉型
背景変更:
解説

クルミの木もいろいろと種類がありますので、この木が何なのか考えると難しいのですが、おそらくはブラックウォルナットかイングリッシュウォルナットではないかと思われます。A型とB型で形態が異なることから、A型とB型は別の種類であることも考えられますので、両方解説します。私的予想ではA型がブラックウォルナット、B型がイングリッシュウォルナットではないかなと思ったりしています。

ブラックウォルナットは最も広く知られたクルミの木です。樹高20〜30mほどで、深く溝の入った太い幹と黒い樹皮が特徴です。秋になるとおいしい実を実らせます。ただし、実の殻皮が堅く割れにくいため、商用としては流通していません。ブラックウォルナットは木材として非常に優れており、強度も高く歪みも少ない木材になります。そのため高級家具として圧倒的な人気を誇った時代もあります。

イングリッシュウォルナット(西洋グルミ)は別名ペルシャグルミとも言います。樹高15mほど。この木の実は、食用のクルミの実としては最も広く流通しています。ところが、この木はwalnut blightという感染症にかかりやすく、この感染は幹や葉のみならず食用の実にまで及ぶので注意が必要です。イングリッシュウォルナットの葉は乾燥してから煎じると、皮膚の発疹、水虫などに効果的なハーブとなるようです。

クルミの実は食用としてだけでなく、オイルを抽出して絵の具の油などにも使われました。ブリタニアではクルミの実は(オブジェクトとしては)存在しないのが残念ですね。

路上観察


ブリテイン西の林にて
◆ブリタニアに存在する2種類のクルミの木。森の中で一番黒っぽい木なのが特徴です。

◆クルミの実の油は絵の具にも使われます。きっとこんなアトリエでも役立っていたことでしょう。
ベスパー「カラードキャンパス」にて

実物写真
まだありません
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