ブリタニア植物図鑑
イトラン
Yucca
砂漠に生息する植物

●学名 Yucca brevifolia
●分類 リュウゼツラン科ユッカ属
●花言葉 勇壮、すべてを持つ
●観察場所 砂漠、ヘッジメイズなど

株型一覧

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解説

イトラン(糸蘭)は学名Yucca filamentosaというのですが、これは茎がないタイプなんです。ブリタニアのユッカは立派な茎がありますから、イトランではありません。完全な誤訳だと思います。では、これは何かと言うと、Yucca brevifoliaだと思われます。和名はありませんのでブレビフォーリアと呼ぶしかありませんが、一般的にはJoshua Tree(ジョシュア・ツリー)の名で親しまれているようです。

ジョシュア・ツリーは樹高3mくらいの低木で、葉の長さは20cm足らず。放射状の葉が幹の周りを覆うようにして密集しています。このように一本立ち状態のものはまだ若い株で、成長すると枝分かれしてかなり奇妙な形になります。老齢で大きいものになると高さ10m以上に及びます。 一番上に付いている黄色っぽいものは「花穂」といって、花のかたまりです。花が咲くときにはリュウゼツランの花のようにニョキニョキ伸びていくようです。
ジョシュアとは、旧約聖書に登場するヨシュアのことで、安息の地へ民を導いた人物とされています。このジョシュア・ツリーが広陵な砂漠の道標であったことから、このような名前が付けられたようです。

ちなみに、最も我々に馴染みの深いユッカはYucca elephantipes(ユッカ・エレファンテペス)でしょう。通称「青年の木」として様々な所に置かれている観葉植物ですね。ジョシュア・ツリーとは全く違う形ですけどね。

路上観察


ニュジェルムにて
◆ユッカはサボテンの間で大人気?・・・というわけではないんでしょうけど、ニュジェルムで見かけた風景です。砂漠のサボテンは意外に日陰を好みますので、ユッカの陰に群生するのも無理はないですね。

実物写真

え〜、海外のどこかのサイトで見つけて保存してた画像なんですが、今となってはどこから取ってきたのか分かりません(^^;無断使用なので怒られたら消します。自分で撮影に行きたいですけど、日本で見かけることなんて滅多にないですしね〜。左はわりと若い株、右はだいぶ成長した株です。さらに成長して大木になるものもあります。

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