クエストデータ
|
|||
総合難易度
|
B |
所要時間
|
15分〜それ以上 |
危険度
|
ほとんどなし |
ノルマ数
|
4個(かなり手間です) |
入手アイテム
|
|||
約600gp、黒曜石像の破片(部分的に復元された黒曜石像、黒曜石像)、ランダムなマジックアイテム、モンスターのスケッチ | |||
開始時期
|
EWE5 4週目(2002.10.11) |
終了時期
|
− |
@エルウッドに会って依頼を受ける |
エルウッドはヘイブンの「The Albatross Bar and Grill」、通称アルバトロス(アホウ鳥)という酒場で酒を飲んでいます。まずは彼に会ってクエストの依頼を受けましょう。エルウッドの酒場は図のようにヘイブン銀行から近い位置にあります。何度も帰ってくる場所なので、必ずマークしておきましょう。 |
クエストの申し出 Elwoodは、あなたを古い友達だと勘違いして歓迎してくれました。 やあ、まあ座んなよ。ここにさ。あっそう。立ってるの?ああ、立ったほうがいい。うん。 で、どんな風の吹き回しなわけ?……いや、いい。気にしないで。それより、もしかして、ちょっと頼まれてくれないかなぁ?困ってるんだよ。頼むよ、昔のよしみでさ。懐かしいよなぁ。あんた、いつもボクに珍しいもんを持ってきてくれたよね。違った?まあいいや、昔のことさ。それはともかく、最近はあっちのほうがダメでさぁ。ボクのコレクションだよ。ボクってさ、珍しくて新しいものを集めるのが趣味じゃない。いや、古いものもあるけどさ、そんなことは問題じゃないんだ。あ、余計なこと言っちゃった。あの、だからさ、そう、昔みたいにさ。やろうよ、また2人でさ。懐かしいよなー。 どうかな、考えてもらえるかな?料金は昔と同じってことで。ボクは正直な人間だからさ。ダメかなぁ? ◎引き受けましょう! ○いいえ、お断りします。 |
Elwoodは、ポンと膝を叩いて笑顔を見せました。 ああ、あんたか。やっぱり。最初に顔を見たときにピンと来てたんだよ。なくなった親父さんにそっくりだもんな。いや、お袋さんだったかな。誰だっけ。あいや、誰にも似てないかな。まあいいや。とにかく、懐かしいなぁ。 それはともかく、ほら、ボクってコレクターじゃない。珍しい物を集めて倉庫に並べてるだろ。前に見せたよな?え、見てない?見た?見てないの?まあどっちでもいいや。 でさあ、とにかく新しいコレクションを増やしたいと思ってるわけよ。そんで増えすぎちゃったりしてさ。そうなると困るよね。困らない?困るさ。知らないの? えーっと、何の話だっけ。あ、そうそう、そうだった。真珠だ、真珠。ただの真珠じゃないよ。rainbow pearlってんだ。うん。このヘイブンの湖で取れるんだよ。Uzeraanがこの島を改造したときに使った魔法の副作用で、この島の貝に異変が起きちゃってさ。それがrainbow pearlってわけ。魔法の役には立たないんだけど、コレクターズアイテムとしては、ちょっとしたもんなんだよ。ウソじゃないって。ホントなんだから。 それをさ、取ってきてくれないかな。レイク・ヘイブンでさ。釣竿で釣れるんだよ。釣りは好きだろ?楽しいぜ、きっと。 Elwoodはまた、もうすっかりあなたのことなんか忘れてしまったかのような顔で、エールを飲み始めました。 |
Aレインボーパールを釣り上げる |
まずは釣りをしなければなりません。レイク・ヘイブンはエルウッドの酒場のすぐ目の前にありますので、目の前の桟橋から釣るといいでしょう。 念のため書いておきますが、釣りをするには釣り竿(fishing pole)をWクリックして水面をターゲットします。釣り竿は桟橋のところにいる漁師NPCが売っているので、そこから購入するといいでしょう。 |
このメッセージが出るとレインボーパール1個ゲットです(実際のアイテムとしては何も入手しません)。6個ゲットすればノルマ達成です。 このメッセージが出た場合は失敗で、カウントされません。 見事レインボーパールを6個ゲットしたらエルウッドに話しましょう。 |
あなたが名前を呼ぶと、Elwoodは驚いて、ちょっとだけ飛び上がりました。 ありゃ。ああ、寝てた。なんだ、あんたか。わあ、rainbow pearl(レインボーパール)だ。すばらしい。これ、どこで採ったの?……あ、そうか、ボクがお願いしたんだったけか。湖だ。レイク・ヘイブン。そうそう。すごいよ。これだけあれば。あー、美しい色だなー。 そうだ、えーっとね、次は絵が欲しいな。カラードキャンパスへ行って、Albertaに会ってくれないかな。Alberta Giaccoだよ。最高の絵描きなんだ。彼女にさ、あんたの絵を描いてもらってよ。そう、あんたの肖像画さ。あんたが、ある日突然に有名人になるかも知れないだろ。そうしたら、ボクはあんたの肖像画が欲しくなるだろ。だから今のうちに描いて、もらっておくんだよ。さあ、Albertaが待ってるから、すぐ出発してくれ。彼女はべスパーにいるよ。 Elwoodはあなたが持ってきた真珠で遊び始めました。もうあなたのことなど眼中にないようです。 |
B自分の肖像画を描いてもらう |
次に向うべきところは、ベスパーにあるカラードキャンパス(左図の「アルバータのアトリエ」と書いてあるところ)です。 ベスパー銀行から近いので、来るのにさほど苦労はしないでしょう。 |
Albertaは描いている途中の絵から目を離して、あなたの顔を見つめました。 ごめんなさい。失礼は承知なんですけど、仕事の途中で手を止めるわけにいかなくて……あら、あなたね。Elwoodがよこした人って。 それなら、その椅子に腰をかけてちょうだい。すぐに作業にかかるわ。 Albertaは、今まで描いていたキャンバスを、真っ白なキャンバスと入れ替えました。 |
Albertaはキャンバスから少し離れて絵の出来栄えを確かめると、言いました。 悪くないわ。むしろ、我ながら上出来ね。まあ、いつも上出来だけど。 あら、まだいたの。Elwoodに、絵ができたからって伝えてくれるかしら。絵の具が乾いたら、すぐに送るからって。 Albertは肖像画をイーゼルから外して、絵の具を乾かすために脇にどけました。 |
Elwoodは素早くあなたを見つけると、こちらに向かって手を振りました。 お帰り。お疲れさん。ああ、よかった。ね。で、絵はまだなんだろ。Albertaが断るはずないし。そんなわけないよ。こっちはいろいろ世話をしてるんだ。今彼女があるのは、ボクのお陰なんだからね。ボクが彼女に最初に会ったとき、彼女はドブに住んでたんだよ。ドブだよ、ドブ。それが……、あれ、なに?絵はもうできてる?あ、そう。それはよかった。やっぱりAlbertaはいい人だね。いい人だ。最高のパートナーだよ。 そんでさ……その……えーっと、だから結局、あと2つばかりあるんだけどな。それでおしまいだ。ボクたちはパートナーだからさ、いつだってペアで仕事をするもんじゃないか。古い付き合いだし。ね。違う? それはそうと、音楽家がいるんだけどさ。Gabriel Pieteっていう吟遊詩人なんだけど。最高のアーティストなんだよ。大好きなんだ。大ファンなんだよ。そこでね、彼の肉筆サインが欲しいわけ。彼は、ブリテインのConservatory of Music(音楽学校)にいるはずなんだけどな。よくそこにいるんだよ。いつもね。ツアーの合間にね。だから急いで、ほら、さよーなら。 Elwoodは静かになりましたが、まだ唇が動いています。どうやら、口の中で 「autograph」 と繰り返しているようです。 |
C吟遊詩人のサインをもらう |
吟遊詩人ガブリエルは、ブリテインにある音楽学校の2Fにいます。ブリ1銀からそう遠くはないですが、ここも別個にマークしておいたほうが楽になるでしょう。 |
あなたが来ることに気づいたGabrielは、わざと聞こえるように大きなため息をつきました。仕事の邪魔をしてしまったようです。 何なんだ!仕事中なのがわからないのか?まったく、仕事中は一般人が入ってこられないように、外のドアを全部ロックしてほしいもんだ。仕方ない。さあ、どれほど私の音楽を愛しているかを話して、とっとと帰ってくれ。手短にな。こっちは忙しいんだ。 そうか、私のサインが欲しいんだな?よろしい。それで消えてくれるなら、お安い御用だ。ただし、私は自分の歌の楽譜にしかサインをしない主義でね。楽譜を持っていないのなら、またにしてくれ。 私の歌の楽譜は劇場で手に入るはずだ。コンサートをやるときに、記念に私の曲の楽譜を販売するんだよ。impresarioに聞いてみるといい。劇場のマネージャーだよ。最近コンサートを開いたのは、ニュジェルムとジェロームと、このブリテインの3箇所だ。 |
楽譜を売っているのは劇場にいるimpresario(指揮者)です。彼らは普通の青NPCであり、ペーパードールを開いてみて初めて指揮者だと分かるような感じです。 劇場はブリテイン、ジェローム、ニュジェルムの3箇所にあり、それぞれに指揮者がいます。 そして、楽譜を売っているのは3つの劇場のうちどれか1つの劇場にいる指揮者のみで、これは人それぞれに毎回ランダムで変わります。以下に劇場の場所を示しますので、楽譜を売ってくれる指揮者が見つかるまで周りましょう。 |
ブリテイン劇場
|
|
「The King's Men Theater」。いつぞやのBNNの提供にも出てきましたねw。音楽学校からも近いので一番手軽に行ける劇場です。 | |
ジェローム劇場
|
|
「Perfoming Arts Centre」。ジェローム銀行から行こうとすると、離れ小島にあるのでテレポーターを使わなければならず面倒です。まあ、マークしてしまえば何の問題もないんですが。 | |
ニュジェルム劇場
|
|
「Nujelm Theater」。ニュジェルム銀行からも近いのでわりと簡単に行けます。 |
ええ、Gabriel Pieteの歌の楽譜ならありますよ。1曲10ゴールドでお売りいたしておりますが。 |
Gabriel Pieteの歌の楽譜ですか?申し訳ありません。売り切れです。またここでコンサートを開いてくれたら、楽譜も入荷するんですけどね。今は手元にありませんもんで。すいません |
Gabrielに近づくと、彼はイライラした様子でこちらを睨み付けました。 よかった。これで問題解決だ。さあ、楽譜を出したまえ。今サインするから、これで最後にしてくれよ。 Gabrielは楽譜を受け取るとサインをして、あなたに返してくれました。 |
サイン入りの楽譜のことを話すと、Elwoodは落ち着かない様子であなたを見つめました。 すごいじゃないか。簡単なことじゃないよ。なにせGabriel Pieteだからね。ほんと、よくやってくれたね。すばらしいサインだ。 そんで、最後の仕事なんだけど、モンスターのフィギュアが欲しいんだ。Tomas O'Neerlanっていう有名なモデラーの作品なんだけどさ。彼はトリンシックに住んでるんだ。Tinker's Guild(細工師のギルド)にいると思うよ。そこを探してごらん。 いやあ、あんたはすごいよ。ほんとによくやってくれる。昔とちっとも変わらないね。さすがだよ。 |
Dモンスターのスケッチを撮影する |
モデラーのトーマスは、トリンシックにある細工師ギルドにいます。細工師ギルドはトリンシック北銀行から近いところにあります。 今回のノルマがコレクタークエスト最大の山場ですので気合を入れて臨みましょう! |
あなたが話しかけると、Tomasは気さくに微笑んでくれました。 もちろん、モンスターのフィギュアを作らせてもらうよ。それが仕事だからね。何匹か見栄えのいいモンスターを見繕って、セットにしてあげるよ。 だけど、その前にちょっと手伝ってもらわないといけないな。Enchanted paints(魔法の絵の具)をキミに渡すから、これを使って、作って欲しいモンスターの姿を写してきてもらいたいんだ。絵の具は、ボクが選定したモンスターにだけ使えるようになってるからね。ああ、それから、それが終わったら、絵の具は返してくれよな。 |
ここで、トーマスからこのようなEnchanted
paints(魔法の絵の具)を渡されます。 これから4種類のモンスターのスケッチを写してこなければなりません。モンスターをスケッチするには魔法の絵の具をWクリックして、スケッチしたいモンスターをターゲットするだけです。その際視線が通っている必要はありませんので、壁ごしでもスケッチ可能です。また、名前さえ画面内に表示されていれば、名前をターゲットするだけでもOKです。以下のメッセージが出たらスケッチ成功です。 スケッチが成功すると、右のようなスケッチそのものを手に入れることができます。これをWクリックするとスケッチを見ることができます。尚、このスケッチ自体を持っていることはノルマとは関係なく、ノルマ達成のためにはあくまで「スケッチした」という行為を行うことが必要です。 ちなみに、このスケッチはクエストが終わってもずっと持っていられます。あまりにもたくさん出るのでゴミになっていることも多いのですが、種類が多いのでコレクション性は高いと思います。さすがコレクタークエストの入手アイテムですね。対して、魔法の絵の具のほうは後でトーマスに回収されますので保持しておくことは不可能です(途中でクエストをキャンセルしても無理です)。 |
自分がスケッチしなければならないモンスターの種類は、自分のコンテキストメニューから「クエストログを見る」を選択することで左のように確認することができます。 スケッチの対象となるモンスターは以下の21種類です。この中から毎回ランダムに4種類が選ばれます。UOR不可となっているモンスターが含まれてしまった場合、UORプレイヤーはノルマ達成できませんのでクエストをキャンセルしてやり直してください。 |
Betrayer (ベトレイヤー) UOR不可 |
イルシェナー中央部のブラックソーン城にいます。城内に入る場合はかなり危険が伴うのでご注意を。壁越しに外から撮影すると比較的安全です。 |
Juggernaut (ジャガーノート) UOR不可 |
イルシェナー中央部のブラックソーン城にいます。城内に入る場合はかなり危険が伴うのでご注意を。壁越しに外から撮影すると比較的安全です。 |
Juka Warrior (ジュカ戦士) |
イルシェナー中央部のブラックソーン城、ロングダンジョンなどにいます。パラブロウが痛いので接近しないで撮影することをお薦めします。 |
Juka Mage (ジュカ魔法使い) |
イルシェナー中央部のブラックソーン城、ロングダンジョンなどにいます。 |
Meer Warrior (ミーア戦士) UOR不可 |
イルシェナー中央部のミーア部屋、もしくはイルシェナー献身ゲート北のレイクシャーの町などにいます。プラスカルマなら安全です。 |
Meer Mage (ミーア魔法使い) UOR不可 |
イルシェナー中央部のミーア部屋、もしくはイルシェナー献身ゲート北のレイクシャーの町などにいます。プラスカルマなら安全です。 |
Liche (リッチ) |
墓場、デシート3・4F、コブトス3F、ラヴァなどにいます。強力な魔法が飛んでくることがありますので撮影にはご注意を。 |
Mummy (マミー) |
デシート2F、コブトス3F、ロストランドの砂漠地帯などにいます。 |
Stone Gargoyle (石ガーゴイル) |
ヒスロス2・3・4F、ロストランドの砂漠地帯、フェルッカボス湧きデーモン系、フェルッカコブトス2Fなどにいます。 |
Mongbat (モンバット) |
フィールド上の各地、ムーングロウのムーンゲート北などにいます。 |
Bogling (ボグリング) |
トリンシック北、ユー、イルシェナー中央部などの各沼地にいます。 |
Bog Thing (ボグシング) |
トリンシック北、ユー、イルシェナー中央部などの各沼地にいます。 |
Plague Beast (ブレイグビースト) |
トリンシック北、ユー、イルシェナー中央部などの各沼地にいます。 |
Swamp Dragon (沼ドラゴン) |
トリンシック北、ユー、イルシェナー中央部などの各沼地にいます。ペットの乗りドラでもOKです。 |
Giant Beetle (ジャイアントビートル) |
ソレンの巣穴内にいます。ペットのビートルでもOKです。 |
Giant Scorpion (サソリ) |
各地の砂漠地帯、シェイム1Fなどにいます。 |
Black Widow Spider (ブラックウィドウ) UOR不可 |
イルシェナー霊性ゲート北東の蜘蛛の洞窟、イルシェナー武勇ゲート西の武勇の森などにいます。 |
Gazer (ゲイザー) |
コブトス1・2F、ヒスロス3F、イルシェナー誠実ゲート周辺などにいます。 |
Pixie (妖精) UOR不可 |
イルシェナー霊性ゲート北のユニコーンの森または妖精の森(Bet-Lem Reg)、アンクダンジョンへの通路「Serpentine Passage」などにいます |
wisp (ウィスプ) |
各地のフィールド上、イルシェナー誠実ゲート西のウィスプダンジョンなどにいます。 |
Sand Vortex (サンドボルテックス) |
ブリ東の砂漠や、イルシェナー中央部の砂漠などにいます。 |
あなたを見つけて、Tomasは微笑んで言いました。 全部のモンスターを写してきたみたいだね。すばらしい。これで仕事に入れるね。完成したら、すぐにキミのところへ届けるようにするよ。住所はどこにすればいい?ヘイブンのElwood宛てだね?わかった。ああ、やつなら知ってるよ。昔、よくいっしょに仕事をした仲だからね。変わったヤツだよ。 あなたがenchanted paints(魔法の絵の具)を返すと、Tomasは笑って応えてくれました。 |
あなたが近づくと、Elwoodはエールをすすっているところでした。 ああ、くーっとくるね。エールに勝るものはないよ。どうしたんだい?フィギュアは完成したら送られてくるって?やったぁ。すごいぞ。エールよりいいかも。よっしゃー! 本当に助かったよ。これで全部だね。あんた、ボクの頼みを全部聞いてくれたわけだ。またいっしょに仕事したいよね。ああ、いつかきっとね。 おっと、そうか、料金を払わなきゃな。いつものやつだ。喜んでくれるといいけど。 Elwoodは自分のバックパックの中をひっかきまわして小さな袋を取り出し、あなたに渡しました。 |
約600gp | |
a section of an obsidian statue。黒曜石像の破片です。EWE5最終章の水浄化イベントに必要でした。また、結合させることで像を復元することができます(後述)。 | |
ランダムなマジックアイテム1個。 |
NG会話 |
挨拶をすると、Elwoodはエールのボトルから顔をあげてあなたを見つめました。 なに?ボクに用?だめだめ、人違いだよ、ほかを当たりなよ。 |
Elwoodは少しイライラして、エールのボトルを倒しそうになった。 わかった、もういいよ。そうかい、そういうことかい。あーあ。あんた、変わったよな。昔のあんたじゃない。変わっちまったよ。ボクは昔のままさ。そっちが変わったんだ。ずっと友達だと思ってたのによ。 Elwoodはふらふらと歩いて行きました。しかし、いじけた愚痴は、まだずっと聞こえていました。 |
あなたが肩を叩くと、Elwoodは振り返りました。 ああ、やあやあ。帰ってきたんだ。だけど、rainbow pearlがまだちょっとしか採れてないみたいだね。ああ、休憩してるんだ。そーだよね。なーんだ、そうか。別に急いでないからさ。大丈夫だから。たくさん採れたら、また来てよ。ずっとここにいるから。 |
Elwoodはあくびをしながら背伸びをして、しょぼついた目であなたを見つめました。 やあ、どこかでお会いしましたっけ?あ、ちょっと待った。そーだよ、そーだよ。rainbow pearl(レインボーパール)を採ってきてくれって頼んだんだよ。いや、あれはもう済んだ。あ、そうか。うん。肖像画だ。Albertaはべスパーにいるからね。Alberta Giaccoだよ。絵ができたら、また戻ってきてほしいんだ。 |
Albertaは、申し訳なさそうにあなたを見て言いました。 もう少しよ。あと数秒でできるから。その椅子、座りにくいでしょ。ごめんなさいね。もっといい椅子を用意しなくちゃいけないんだけど。でもね、肖像画を描くには、座りにくい椅子に座っている人のほうが、いい表情が出るのよ。さあ、できたわ。 |
Elwoodはカウンターを指で叩きながら、待ちかねた様子であなたを見上げました。 遅いよー。腹が減って死にそうだよ。ピザがないなんて、これでも酒場かね。ピザが欲しけりゃ他所から注文しろだなんて。聞いたことないよ。で、あれ、ピザはどこ? ボクのピザだよ。あんた、何やってるんだい。配達係が肝心なピザを忘れてくるなんて。悪いけど、それじゃチップは払えないよ。 いや、待った。あんた、ビザ屋さんじゃなさそうだね。あ、そーか思い出した。肖像画を頼んだんだよ。そうそう。あ、なーんだ。やれやれ。ほら、ぼやぼやしてないで、早く行きなよ。あ、途中でピザ屋に会ったら、早くするように伝えておいてね |
Albertaは筆を洗う手を止めて、あなたを見つめました。 大丈夫よ。絵の具が乾いたら、かならずElwoodに送るから。だから、先に彼に絵ができたことを伝えてちょうだい。 |
あなたが肩を叩くと、Elwoodはびっくりして椅子から転げ落ちそうになりました。 ああ、びっくりした。やめてくれよ。死ぬかと思ったよ。後ろからそっと近づくなんて。しかも赤の他人に。いや、あんた、知ってるよ。ピザを持ってこないピザ屋だ。あの件については、ボクは怒ってるんだからね。 いや違う違う。ピザ屋じゃない。moonfire brewだ。ボクはあんたに、Magical moonfire brew(魔法の薬ムーンファイヤー)を頼んだんだよね。何の薬か知らないけど、ただ欲しくてね。 違う?ああ!サインだ。Gabriel Pieteだ。そうそう、そーだよ。まだ手に入らないの?なーんだ。もう、しょうがないなー。もう脅かさないでくれよ。第一、失礼だよ |
Gabrielは、不愉快そうにあなたの顔を見て言いました。 楽譜は手に入ったかね?まだなら、探してきたまえ。それまで、頼むから私をひとりにしておいてくれないかね。 |
Elwoodに近づくと、彼はエールのボトルの底をまじまじと眺めているところでした。 なんだろう?不思議だ。すごく不思議だ。ボクは間違いなくワインを飲んでいたはずなのに。 ああ、やあ。また会えて嬉しいよ。それで、サインは手に入ったかい?ボクが忘れてると思っただろ。忘れるもんか。記憶は鋼鉄の金庫にしまってあるんだ。どんなに頑張っても、他人には開けられない。みたいな。で、まだなの? 頑張ってね。信じてるからさ。あんたのことはよく知らないけどさ。 |
Elwoodはあなたの顔を見るなり、耳を掻きました。 やあ、どーも。アルバトロスには、どんなご用件で?ボク?サイン?ボクのサインが欲しいわけ?いやあ、そんな……、え?ああ、そうそう。Gabriel Pieteだ。サイン、頼んだよ。じゃあ、元気でね。 |
Gabrielは口を利いてくれません。 |
Elwoodは、幸せそうに椅子に座ってくるくる回転しています。 ああ、ごめん。あんたがいるって知らなかったんだ。わー、目が回る。あんたが回って見えるよ。フィギュアはまだかい?まだ?あっそう。まあいいか。頑張ってね。あんたを信頼してるからさ。 ちょっとごめんね。座らせて。なに? あ、ボクは最初から座ってるんだ。うん。たしかに座ってる。じゃあいいや。 Elwoodは、床に倒れないようにカウンターの端に両手でしがみつきました。 |
近づいてくるあなたを見て、Tomasはやさしく微笑んでくれました。 やあ、調子はどうだい。まだ全部のモンスターを写し取っていないようだね。ボクのことなら気にしなくていいさ。ただ、絵がないとフィギュアは作れないから、頑張ってくれよな。全部写したら、また来てくれよ。 |
Elwoodは突然立ち止まり、あなたを手招きしました。 こっちこっち。大丈夫だから。この酒場の主人がさ、昔、旅のヒーラーをやってたんだって。黙ってても、みんなが金を持ってきてくれた時代もあったって、話してくれたよ。目の前に突然、金の山ができるんだってさ。すごいよね。そんで、大金を儲けたから、この酒場を買い取って、腰を落ち着けたんだって。だから今は、このボクの二日酔いも治せなくなっちゃったってさ。いい店だけど、それだけは残念だよな。 まあともかく、フィギュアができたら、知らせてくれよな。ボクはいつでもここにいるからさ。 |
あなたが挨拶をすると、Elwoodは歌をうたっていました。 やあ、いっしょに歌おうよ、Gabriel Pieteの歌だよ。彼の歌の楽譜を持ってるんだ。ホントだって。いい歌だよなー。 さあ、フィギュアを見せてくれよ。楽しみに待ってたんだ。え、持ってないの?なーんだ。そうかぁ。 |
近づくと、Elwoodはじっとあなたを見つめて言いました。 どっかで会ったよね。あ、そうだ。ボク、あんたに何か頼みごとをしたんだよね。そんで、ほぼ全部、済んだんだよね。だけど、荷物がいっぱいで、あんたに料金を渡せないんだよね。どこかで荷物を整理して空きを作ってくてくれよ。支払いを済ませて、それで完全に終了ってわけ。 |
UOEN
©ZED,EBI. 2003 |