ブリタニア植物図鑑
リュウノヒゲ
Blade Plant
熱帯に生息する植物

●学名 Ophiopogon japonicus
●分類 ユリ科ジャノヒゲ属
●花言葉 変わらぬ想い
●観察場所 熱帯全域

株型一覧

単株型
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解説

龍の髭(リュウノヒゲ)は、別名:蛇の髭(ジャノヒゲ)ともいい、花壇の下草などに使われるごく一般的な植物です。丈夫な品種で一株植えると群生して絨毯のように広がります。秋になるとブラックパールのような(ほんとにそっくりです)丸くて青黒い実をつけます。また、夏になると根が肥大し、その根は漢方薬としても使われます。園芸品種としては玉竜(タマリュウ)がよく知られていますね。

しかしながら・・・

ここで、ブリタニア唯一の植物文献である『カジュアルガイド ブリタニアの植生』からリュウノヒゲに関する記述を引用します。
 ジャングル地方では、リュウノヒゲが見られる。鋭い葉には水が集められ、のどの乾きを覚えた旅行者のオアシスとなるが、鋭利なので手を切りやすい。
行方不明のハーバート著 『カジュアルガイド ブリタニアの植生』より
訳:
この記述によると、どうもブリタニアのリュウノヒゲは我々が一般的に知るリュウノヒゲの性質とは異なっていますね。鋭い葉と水を蓄える構造を考えると、多肉植物のように思えます。

というわけで、葉が多肉でBladeと呼ばれる植物と言えば・・・これってもしかしてアロエ・ベラなんじゃないでしょうか。薬用・食用で有名な観葉植物です。日本で有名なのはいわゆる「医者いらず」と呼ばれる木立状に背が高くなる「キダチアロエ」ですが、アロエベラは木立状に背が高くなったりせず、地面から放射状に葉を広げます。葉は多肉質で水分を多く含み食べるとおいしいです。皆さんも一度くらいは「食用アロエ」を食べたことがあるのではないでしょうか?ただ、葉の辺縁はギザギザになっており、取り扱いには注意が必要です。この辺りの性質はブリタニアの植生の記述とピッタリですよね。

他にも姿が似た多肉植物は、ユリ科アロエ属、ユリ科ハオルシア属、リュウゼツラン科などの植物に見られますので一概には言えませんが・・・。もし、英名Blade Plantが本当は何を指す名前なのかご存知の方はご教授下さい。

路上観察


トリンシック南ジャングルにて
◆リュウノヒゲはジャングルにひっそりと存在しています。ただの葉ですからあんまり目立ちませんが、私は結構好きです(^^)

◆今もあるのか分かりませんが、出雲のTブリテイン、カウンセラーホールにありました。シニアカウンセラーのRyuさんと言う方の引退記念だそうです。こんな鉢植え、めちゃくちゃほしいんですけど・・・。


出雲ブリテインカウンセラーホールにて

◇しばらく後で行ったら上の状態からこんな状態に変わってました。色付き・・・。


出雲ブリテインカウンセラーホールにて

実物写真
まだありません
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